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コラムcolumn

ピラティスを楽しみましょう ー「運動習慣」のつくりかた ー
vol.56 / 2017.04.25 Yasu

他人(ヒト)に見てもらうことの効果

機能的な動きには、機能的な身体のポジションがあると思っています。

例えば、歩くとき/走るときに、ずーっと下を見ていたら、歩きやすい?/走りやすい?

頭が下がるということは、背骨が猫背方向に偏ることになります。目線を遠くにした姿勢と比べて、肩甲骨や骨盤の位置が変わるため、腕の振りや脚の出し方に影響が出ます。

スキーなどのスポーツは、足元が不安定な環境で行うため、より繊細に影響が出ます。

目線や頭の位置だけではありません。踊る人にとっては、手の位置や指の伸びによって感覚が違うし、見る人の印象まで変えてしまいます。

足裏が関係するスポーツであれば、足裏の使い方ひとつで、内ももから身体の軸へのつながりが変わります。

つまり、身体のポジションによって、動きが変わってしまうということ。

これらの例は、前回Nahokoさんが言っていた身体地図、ボディマップ」そのものです。

このボディマップの感覚を上げるために、骨の長さや位置関係を知ってみたり、筋肉の存在や動かし方を知ってみたり、全身で動くときの体幹やいろいろなパーツの連動性を上げていくことを行います。私たちOlaピラティススタジオが、日頃みなさまにお伝えしようとしていることの1つがこれです。

今週、Nahokoと僕は、指導の幅を広げる目的で、新たな指導者資格の勉強に行っていたのですが、改めて自分のボディマップと他人(ヒト)から見たボディマップにはズレがあって、直してみると効率的に身体が動かせると実感しました。

今回は、普段行っているエクササイズよりも立って行うものが多かったので、自分の身体がどのくらい斜めになっているのか、背骨の延長線上に頭があるのか、動きの中で肩甲骨や骨盤がどうなっているのか、いつもよりも考えることが多かったです。

このことは、新しいエクササイズに限りません。

僕らが毎日、同じピラティスのエクササイズを行っていても、ヒトに見てもらっているときの方が圧倒的に安心感があります。それまで気づかなった身体の癖や、筋肉・姿勢のアンバランスを見つけてもらうこともあります。

人間の身体は毎日違うし、トレーニングをしていてもその過程でバランスは変わっていくので、時々見てもらってボディマップを更新していくことはとても大事です。

毎日トレーニングをしている野球選手が、フォームを崩したり不調に陥る話と同じですよね。

新しいエクササイズやスポーツに合わせて、ボディマップを更新していくことは、新しい道路ができるのに合わせてカーナビのソフトを書き換えることに似ています。

自分の身体がトレーニングによって進化したり、逆にバランスを崩したり、あるいは何もしなかった結果衰えてしまったときもボディマップは変わります。それを認識する作業は、人間ドックで悪いところを見つけたり、新しい知識やツール(スマホなど)、情報などを手に入れて、時間の過ごし方を変えてみる(最適化する)ことに似ています。

面白いのは、このボディマップは、頭で理解する必要は必ずしもなく、ヒトからポジションや動作を直されるだけでも書き換えられることがあるということ。

例えば、僕らインストラクターが、身体のポジションを誘導することがありますが、説明をしてもしなくても、お客さんの動きはどんどん変わっていきます。

頭で理解する方が、再現性が高まるため、極力説明を添えますが、その説明が通じていなくても、身体の反応が変わることは多いです。それば、そのポジションが効率的だと脳が無意識に判断するからだと思います。

身体のポジションが動きの結果だとすると、動きそのものを誘導する場合も同じです。ロールアップ(注:エクササイズの名称)で上がりにくい方が、インストラクターの力を借りて上がってみると、使ってよい筋肉とそうでない筋肉の区別が分かったり、どの筋肉が弱いのかが分かったりして、次にどうトレーニングすべきかのヒントになることがあります。

ピラティスは、同じエクササイズを何回か続けて行うので、このボディマップの再構築に適していると思います。私たちインストラクターは、動きの指導をするだけでなく、身体の位置を変えると動きの感覚がどのように変わるとか、動き方を変えると感覚がどのように変わるか、を知ってもらうような機会を極力提供しようとしています。

身体は動かすと気持ちが良いので、まずは何も考えずに動かすことをおススメしますが、エクササイズ(ができない、難しいと思うなどの)の壁にぶつかった方や、スポーツなどで目標がある方は、このボディマップという概念に注目してみてはいかがでしょうか?

(Yasu)

  


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