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11年目の3月11日

2022.03.11 インストラクターだより

Nahokoです。

昨年もこの日にブログを書きましたが、私は東北の三陸沿岸の港町出身なので、毎年3月11日にはいろいろな思いが募ります。

11年前の震災以降、私の生き方は変わりました。

それまで身体が弱く体力に自信が持てなかった私は、故郷を含めた地域に甚大な被害が出ているのを目にしても、ボランティアに志願する勇気も自信もありませんでした。

人を助けるどころか、人の足手まといにしかなれないのではないか、と思いました。

そもそも、災害時に生き抜くこともできないのではないか?

11年前のこの日は、ちょうどピラティスインストラクターの資格取得を目指して、体力作りに励んでいたときでした。

元気な自分になって、いざというときにはピラティスの指導を通して人の役に立てるようになりたい。

そんな思いがますます強くなり、2011年の秋に最初の資格を取得して、現在に至ります。

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私がほぼ毎日のように続けている習慣があります。

レッスンが始まる前と、一日の仕事が終わったときの2回、ほんの少しの「祈りの時間」を持つこと。

朝には、こんな自分でも、今日お会いする「目の前のひとりひとり」の方に対して少しでも役に立たせてほしい、と祈ります。

仕事が終わると、まだまだ拙いことだらけの自分かもしれないけれど、今日も一日「人のため」に全力を尽くさせてもらったことに、ただ感謝します。

時々祈りを忘れることもありますが、3月11日になるとまた自分の在り方を見つめ直し、自分の原点を思い出し、気持ちを新たにしています。

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そして、また違う視点で、11年前のこの日以来私の中で大きく変わったことがあります。

それは、「常に災害に遭遇することを想定して生きること」。

食料の備蓄なども該当しますが、特に私がこだわっているのは、外出時の服装と持ち物です。

いつ地震が起こるかと思うと、ヒールの高い歩きにくい靴やサンダルは極力身に着けず、徒歩で難なく帰宅できる範囲にいるときだけにしています。

どんな季節でも、防寒のための上着や下着など体温調節ができる服装にする。

バッグはリュックまたは斜め掛けにして両手が空くようにする。

水筒に白湯やお茶を入れて持ち歩く。

替えのマスク、日常服用している薬や絆創膏などを必ずバッグに入れておく。

こういった日常生活での対策は、11年経った今でもずっと続けている習慣です。

もちろん、日々のピラティスなどのトレーニングを地道に続けておくのも対策のひとつで、それは人のためでもあるし、自分自身が生き抜くためでもあります。

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3月11日。

みなさんはどんなことを思うのでしょうか?

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