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BMZ「アシトレサンダル」の効果と利点

2022.11.10 健康資産づくり

Nahokoです。

Olaでは、会員様向けに長らくBMZ社のインソールを販売しています。

この夏から、BMZ社の待望の新製品「アシトレサンダル」のお取り扱いも始めました。

Yasuと私も早速2つずつアシトレサンダルを購入し、スタジオ内と自宅用でそれぞれ着用しております。

着用してみた感想は、これ最高!のひとこと。

私たちは日々のレッスン指導で何時間も立ちっぱなしなのですが、アシトレサンダルを着用していると身体の疲労感が全く違います。

これまでたくさんのお客様にアシトレサンダルをお買い上げいただきましたが、着用直後~数週間で、「足の状態と身体動作が明らかに改善した方」が続出し、劇的な変化に驚かされました。

今日は、そんなアシトレサンダルの利点や効果などについていろいろとご紹介したいと思います。

そもそも、なぜピラティススタジオで靴のインソールを販売しているの?

簡単に言うと「足は身体全体の土台だから」。

トレーニングで身体を改善したいとき、「現在の足の状態」を無視することは絶対にできません。

ひとつの典型的なケースですが、下半身強化のためにスクワットエクササイズを行いたいとします。

スクワット動作でしゃがむ際、足裏のアーチ構造が崩れていると「膝が内に入る現象(いわゆるニーイン)」が頻繁に起こります。

指導者が「膝が内に入らないように気を付けて」と指示を出し、ご本人が頑張ろうとしても、しゃがんだときに足裏が体重を支えられず無意識に内側にねじれてしまうようであれば、膝だけを制御しようとしてもうまくいきません。

だとしたら、膝の修正を指示する前に足裏を鍛えるエクササイズなどアーチ構造を改善するアプローチを取り入れ、「足の使い方感覚」をインプットしておいた方が、結果として膝の制御を含めた全体的な動作修正がスムーズに進行します。

足裏を鍛えるエクササイズは様々ありますが、「今まで足のことなんて全く気にしてなかった」という方にとって、足を意識して鍛えるのはなかなか大変な作業です。

足の使い方がよくわからない、感覚がない、うまく動かせない、やろうとしたら足がつってしまうなどの困難を伴うことも多く、その場ですぐ劇的な効果が感じにくいため敬遠されたりもします。

足のエクササイズが根気と時間を要するのに対して、「足裏のアーチ構造を改善し、足の使い方感覚をインプットする」という二つのポイントを即座に、そして簡単に実現してくれるのが「靴の中に入れるインソール」です。

インソールを入れるだけで足裏が整った状態で動作が行われるようになり、動作不良に起因する痛みを抱えていた方は急激に痛みが軽減したり、足の筋肉が正しく使われるようになって短期間に足の見た目まで変化したりします。

インソールの利点は、手っ取り早く導入でき、わかりやすく、すぐに感覚が目覚めて変化の実感が得られやすいこと。

スタジオでの足エクササイズは地道に続けていただく一方で、できればぜひ靴の中から足裏改善を行ってトレーニング効果を促進していただきたい!というわけで、Olaではみなさまにインソールの活用を強くおすすめしています。

室内履きにもインソール機能をもたせられないか?

私がBMZインソールを使い始めた数年後に、仙腸関節をひどく怪我してしまい歩行がままならなくなったことがありました。

骨盤が不安定なので足の運びがうまくいかず一歩一歩が痛みを伴う状態で、インソールを入れた外履きの靴を履いていればなんとかまともに歩けるのが救いでしたが、スタジオ内や家の中での歩行、階段の上り下りなどの動作はとても苦痛でした。

外で靴を履いているときだけでなく、自宅の室内でも足をサポートすることはできないのだろうか?

足裏や膝・股関節、腰などの痛みを抱える方にとって、痛いのは外出時だけの話ではなく、家の中にいても同じです。

「室内履きのスリッパに貼り付けられる薄型のインソール」みたいなものがあったなら、QOLは飛躍的に向上するはず。

2016年にBMZ社の研究所を訪問した際、そんな話を担当の方にご相談したことがありました。

当時はまだ商品化されていませんでしたが、室内履き用のインソール機能についてはBMZさんも既に研究されており、いつか実現したいですねとのことでずっと心待ちにしていました。

そしてついに、「アシトレサンダル」が発売!

アシトレサンダルは想像していた以上に良い商品で、従来の「足のアーチを支える」機能のみならず、「足の指をしっかり使えるようにする」という機能も含まれています。

履いてみると足裏のサポート感が心地よく、足指がきちんと伸びて正しく使える感じがして、もはや私の日々の仕事や生活では必要不可欠な存在となりました。

足底筋膜炎と変形性膝関節症を抱える母にもプレゼントしたところ、「家にいても非常に快適で、これを履いていた方が動作が楽だ」とのこと。

室内でのスリッパ代わりに使えるサンダルは本当に素晴らしいアイディアで、痛みを抱える方にとっては日常の苦痛を減らしてくれる画期的なツールだと思います。

足をサポートすると具体的に何が起こるのか

ここからはアシトレサンダルという商品のご紹介ではなく、そもそもインソールやサンダルで足裏をサポートしたことで身体には具体的に何が起こっているのか?というお話です。

Olaのお客様にもよく尋ねられるこのご質問、その答えとして私たちがよくご説明しているのは、「アナトミートレイン」の考え方です。

アナトミートレインとは、身体に存在する筋肉や筋膜などのつながりのこと。

つながりの系統は、電車の路線のように「ライン」と呼ばれています(中央線をChuo Lineと言うのと同じですね)。

身体全体で12本のラインがあると考えられていて、つながり同士がお互いにバランスよく働くことで人間の身体が構造体として安定し、身体動作などの機能がうまく発揮されるようになります。

12本のラインの中でも特に足のアーチ機能と直結しているのは、身体の深層中心部のつながり(Deep Front Line=DFL)です。

DFLには、足のアーチ構造と深く関わる「後脛骨筋」「長母趾屈筋」が含まれており、これらはDFLの一番下のスタート地点でもあります。

後脛骨筋は歩行の際に足首を伸ばす(床を押す動き)筋肉で、足の内側縦アーチを形成する作用があるので、後脛骨筋が機能不全になると偏平足や回内足(足が内側にねじれている状態)を引き起こします。

同じくアーチ構造を支えている長母趾屈筋も足首を伸ばす筋肉で、つま先立ちや歩行で床を蹴る際に足の親指を安定して使えるようにする作用があり、長母趾屈筋の機能不全は歩行動作の障害につながります。

DFLというラインには「身体の中心軸」としての重要な役割があり、骨盤底筋群や横隔膜などもDFLの一部です。

つまり、足のアーチが崩れ偏平足や回内足になっていて、外反母趾やハンマートゥなどで足の指が上手く使えなくなっていて… という場合、身体の中心軸の一番下の土台部分が機能せず、骨盤底筋群の働きや呼吸機能にも影響が及ぶことになります。

たかが「足のアーチ」ごときと思いそうになりますが、DFLの一部として身体全体に与える影響を考えると、足のアーチの重要性がわかりますよね。

姿勢を直したいとか、悪い動作を修正したい、骨盤底筋を鍛えたい、呼吸がしっかりできるようになりたいなどといった目標は、トレーニングを始めるときに多くの人が挙げる目標です。

その目標を本当に達成したいなら、足のアーチと足指の使い方から直していかなくてはならないというわけです。

まとめ: インソールやアシトレサンダルはぜひ使うべき!

日本人の実に7割近くが、足の内アーチが崩れている「過回内」、一般的に偏平足と呼ばれる状態なのだそうです。

多くの人が悩む膝の変形性関節症や外反母趾などをはじめとした下半身に起きる障害・疾患の多くは、足の内アーチが崩れた「過回内」が根本的な原因だと考えられています。

下半身の障害予防と健康維持のため、そして身体を正しく機能させるため、足はできるだけトレーニングしてしっかり使えるようになった方が絶対に良いです。

しかし、どうやって足をトレーニングしてよいかわからないとか、鍛えようにもまず足のアーチが安定していないとスクワットですら動作不良が起きるという問題もあります。

それならせめて、入れるだけ・履くだけで足をサポートし正しい機能を引き出してくれる、BMZのインソールやアシトレサンダルをぜひ導入していただきたい!と強く思います。

OlaではこれからもインソールなどBMZ社の商品を販売しながら、足の重要性についてみなさまにお伝えし続けて参ります。

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