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コラムcolumn

ピラティスを自分で行うために
vol.4 / 2015.10.02 Yasu

よい姿勢はどこに力を入れる?

こんにちは、インストラクターYasuです。

「よい姿勢をつくるためには?」という話をよくお客さまとするので、今日はその話をしますね。

よい姿勢は、若々しく見えるし、お仕事の場面では信頼感にもつながったりします。姿勢が悪いと自信なさそうに見えますよね。姿勢は、性別・年齢を問わず、多くの人が気にされています。

まず、「よい姿勢をつくるためにどこに力を入れたらよいですか?」という質問をよく受けます。

答えは、「どこにも力を入れません」です。

かならず「えっ!」という反応が返ってくるのですが、正確に言うと「力が抜けてはいけない腹筋や背中は意識しますが、無理に力を入れる感覚や使い方とは違います」というのがお返事です。

どういうことかと言うと、姿勢をよくするために身体のどこかに力を入れたら、それは長続きしないですよね。

長続きできない姿勢は、それ自体がよい姿勢とは思えません。

ただし、写真に映る前のポーズとか、人とご挨拶するときの姿勢とか、短時間で済む場面での『よい姿勢』を作る場合は、『どこかに力を入れる』のは『あり』だと思います。その場合は、お腹だったり、胸をひらく筋肉(背中)を意識します。ですが、「ぎゅっ」とした力の入れ方ではないです。あくまでもソフトに!

しかし、猫背ではない姿勢や、しっかりとした立ち姿勢、腰痛にならない座り姿勢などは、長時間持続できることが大切なので、無意識にその姿勢が維持できるようにしなくてはなりません。

いつ、どこで、誰に見られても、「〇〇さんは姿勢がいいね!」と言われるためには、油断のスキすらないわけですね。

もっとも、悪い姿勢は、腰痛や首・肩の痛みなどの別の問題を引き起こすことが多いので、誰かに見られていなくてもよい姿勢をつくりましょうね。

では、無意識によい姿勢を維持するためにはどうしたら良いのでしょうか?これこそ、ピラティスの得意分野です!エクササイズでよい姿勢に効く筋力をつけて、その筋力で無意識に姿勢を保つようにする訳です~。

ピラティスがなぜよい姿勢に効くのか、についてはあらためて詳しく書きたいのですが、背骨運動を積極的に行うことや、体幹部を鍛えること、そして足底から体幹部へのつながりをつけることや肩甲骨周辺を鍛えることなど、姿勢を維持する筋肉をくまなく刺激することにあります。(注:ピラティスのスタジオによって、方針や効果が異なります。)

筋力を鍛えることと意識については、どういう関係があるのでしょうか?

僕らは、幼少期に受けた教育などの影響で、何かを『する』ときに『力を入れる』イメージが強くて、それが運動とか姿勢(ポーズ)の維持で発揮されるようなのです。なので、実際に「ぎゅっ」と力を入れたがってしまう方が多いです。僕自身がそうでしたし、多くのお客さまと接していると、そういう反応をとる方は実に多いのです。

『鍛える』段階では、『力を入れる』ことは大事です。しかし、鍛えた筋肉を使う場面では、意識的に『力を入れる』のではなく、『無意識に働かせる』ことで十分だったりするのですね。奥が深い!

意識の度合いというのは、目に見えないし、数字には表れないので、実際のところつかみどころがありません。

でも我慢強く鍛えていくと、いつの間にか周囲から「あれ、姿勢よくなった?」と言われる瞬間が訪れます。

スポーツの秋ですが、こんな目標ももって、楽しく動いてみましょうね!

まっすぐな木

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