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コラムcolumn

ピラティスと健康と人生
vol.32 / 2016.04.14 Nahoko

尿漏れ、下腹ぽっこり、生理痛、姿勢悪化を改善!「骨盤底筋群エクササイズpfilates」で鍛えよう!

こんにちは!Nahokoです。

Olaピラティススタジオでは、今年から「骨盤底筋群エクササイズ pfilates(ピフィラティス)」のクラスをスタートしました!
(※現在はpfilatesのグループレッスンは行っておりません。代わりに、「スタジオセッション」で骨盤底筋の強化を希望する方、および必要な方へ、pfilatesのエクササイズを取り入れています。)

  
骨盤

  

この「骨盤底筋群」という言葉、ご存知でしょうか???

別名「究極のインナーマッスル」とも呼ばれているらしい、骨盤底筋群。
最近は、CMや電車の中吊りなどで「尿漏れ」「過活動膀胱」などの文字をよく目にするようになりましたが、これらは「骨盤底筋群」に関わる問題なんです。

  
骨盤底筋群とは、文字通り「骨盤の“底”」にある筋肉たちのこと。

骨盤はバケツのような形状をしていて、その中には膀胱や直腸、子宮などの臓器があります。
バケツの底からハンモックのようにそれらの臓器を支え、臓器を正しい位置に置いておくために働いている筋肉の集まりが、「骨盤底筋群」です。

骨盤底筋群は、尿道や肛門、膣の周りにあります。
骨盤底筋群が弱ったり衰えたりすると、このエリアに関わる症状が出てきます。

  
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◇ 骨盤底筋群が弱るとどうなるの?
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代表的な症状は、尿失禁、便失禁、尿意の切迫感です。

また、ハンモックが弱ると支えている内臓が下がるため、姿勢が下に沈んだ印象になり、下腹がぽっこりして見えます。
最近お腹が出てきたように感じるとき、それは内臓が徐々に下に下がってきているのかもしれません。

内臓が下がる症状は、進むと「臓器脱」という疾患になります。

  
尿の失禁や切迫感がなぜ深刻な問題なのかというと、そのまま「生活の質」(QOL:Quality of Life)に直結するからなんです。

・トイレを長時間我慢できない、すぐ行きたくなる。
・走ると・笑うと・くしゃみをすると危険を感じる。
・なんだか切れが悪い、スッキリしない。
・恥ずかしい、臭いが気になる、人に言えない。
・気分が沈み、外出したくなくなる。

想像しただけでも、暗い気持ちになってしまいますよね!

  
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◇骨盤底筋群はなぜ弱るのか?
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骨盤底筋群が衰える原因としてまず挙げられるのは、加齢や肥満です。

また妊娠中は、ホルモンバランスが変化する影響を受けますし、胎児の重さで大きく負担がかかり、出産でさらに傷つきます。
その他、肺疾患、生まれつき・遺伝の要素、ステロイドの服用、慢性的な便秘も影響します。

そして、メディア広告に女性ばかりが登場するので女性の問題だと思われがちですが、骨盤底筋群の衰えによる疾患が起こり得るのは、男性も同じ。

男性でも、40歳以上は排泄にかかわるトラブルが起こりやすくなります。
でも、女性ほど取り上げられる機会が少なく、人知れず密かに悩んでいる方が多いのかもしれませんね。

  
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◇骨盤底筋群を鍛える「pfilates」、どんな効果があるの?
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さて、この骨盤底筋群。
身体の他の場所を筋トレするのと同様に、トレーニングでしっかり鍛えることができるんです!

最近は男性・女性用ともに「尿漏れ対策グッズ」が増えてきていますが、グッズを使うだけでは問題を根本から解決することはできません。
弱ってきている骨盤底筋群そのものを鍛え、グッズに頼らなくてもよいようにしていく必要があります。

  
そこでおすすめなのが、骨盤底筋エクササイズ「pfilates(ピフィラティス)」

「pfilates」とは、アメリカの泌尿器科・外科専門の医師によって開発されたエクササイズの名称です。

実際に骨盤底筋群に筋電計をつけてたくさんの動きを試し、トレーニング効果が検証された動きを上から10個集めてきたプログラムなので、とても信頼性が高いのが大きな魅力です。

  
実は私も、昨年12月から定期的に「pfilates」のクラスを担当するようになり、自分自身の変化をハッキリと感じているんです。

特に驚いたのは、生理痛が軽くなったこと!
私は10代のころから重い生理痛に悩んでいて、冬場はホッカイロが欠かせませんでした。

尿失禁の原因には骨盤内の内臓の「冷え」も挙げられるのですが、冷えはまた生理痛の原因のひとつでもあります。

「pfilates」をやってみると、すぐに下腹の中からポカポカして、じわっと汗が出てくる感じがします。
骨盤の底の筋肉を動かしているうちに、直結している臓器に熱がどんどん伝わって行く感覚。

そのおかげなのか、ここ数ヶ月は生理痛をほぼ感じないのでとっても快適!
ついに鎮痛薬をのまずに乗り切れるようになりました。

「pfilates」のクラスでは、「日頃はあまりかけない汗をかけた!」「冷え性なのに最近ポカポカ温まる感じがしてきた!」というお声もたくさんいただいています。

  
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◇骨盤底筋群を鍛えるメリットは、他にもたくさん!
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そして、骨盤底筋群は、インナーマッスルとしても大切な場所。

人間が重力に逆らってまっすぐに立つためには、体幹部分の役割が重要。
その大事な体幹部分を、さらに底から支えているのが骨盤底筋群です。
なので、骨盤底筋群をしっかり鍛えてあげると、体幹が土台から安定し、重力に負けない姿勢が作られてきます。

体幹トレーニングとしても、またスポーツやダンスのパフォーマンスを向上させるためにも、骨盤底筋群のトレーニングは大きな効果があります。

「pfilates」を行うと、姿勢が良くなって目線が上がった、上に引き上がる感じがする、軸が安定した気がする、といった感想も多く聞かれます。

一度「pfilates」をやると骨盤底筋群を使う感覚が学べるため、日常の姿勢でもずっと意識して、自分でトレーニングし続けることもできます。

骨盤底筋群の意識を持ち続けている結果、「いつの間にかお腹のぽっこりが直って引き締まった」「ウエスト周りが痩せた気がする」「腹筋の使い方がわかって、姿勢を無理なく維持できるようになった」というお客様もいらっしゃいます。

「こんなに大事なことはもっと早く学校で習いたかった!」というご感想もありましたが、私も全く同感!ですね~。

  
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性別・年代を問わず、また運動をしている人もしていない人も、誰もがメリットを得られる骨盤底筋群のトレーニング。

「pfilates」は、とてもシンプルで簡単、どなたでも取り組める内容です。

ピラティスの動きをベースにしていますので、一度コツを覚えれば他のクラスで通常のピラティスを行っているときも意識できますし、もちろん日常生活動作の中でも活用できます。

  
骨盤底筋群の問題に悩んでいる方、産前産後(※)の方、将来の疾患を予防されたい方、体幹を土台から鍛えたい方。
下腹ぽっこり現象や、内臓の冷え、生理痛にお悩みの方。

ぜひぜひ、骨盤底筋群エクササイズ「pfilates」を試してみてくださいね!

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(※)現在妊娠中の方は運動に制限があるため、(スタジオセッションではなく)プライベートレッスンのみで「pfilates」をお試しいただけます。また、担当医師の同意書(または口頭での承認)が必要となります。ご希望の方はスタジオまで一度お問い合わせください。

こちらの記事を読んで、ピラティスに興味をお持ちになった未経験者の方は
ぜひ体験レッスンにお申し込みください!