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コラムcolumn

ピラティスを自分で行うために
vol.7 / 2016.04.21 Yasu

インナーマッスルを知って効果的に鍛えよう!(後編)

インストラクターYasuです。

1ヶ月以上、時間が経ってしまいましたが、インナーマッスルを知って効果的に鍛えよう!(前編)の続編です。

前回は、「インナーマッスルは意識が働かないので、使っているかどうかも分かりにくい、だから鍛えにくい」というお話をしてきました。

じゃあどうしたら良いの?という疑問に今回はお答します!

レッスンでもお話していますが、3通りのコツがあると僕は思っています。順番にお話しますね。

(1)呼吸を活用する
インナーマッスルは、文字通り身体の奥、深いところにあります。お腹まわりやお腹周辺のインナーマッスルであれば、呼吸で使われる筋肉に近いので、呼吸を深く行ってインナーマッスルの動きを促してみましょう。

(2)イメージを利用する
インナーマッスルは意識が働かないので、自ら動かすことができません。普通は、肘を曲げようと思うと肘が曲がり、力こぶの筋肉が働くのですが、これとは原理が異なるのが、インナーマッスルです。

そこで動いているようなイメージを作って、言い聞かせる!という騙しのテクニックを使います。

例えば、腹筋のエクササイズでよく使うのが「お腹のコルセットを巻いてみる」というイメージです。実際にコルセットを巻いたことがなくても大丈夫。イメージや何となく想像できれば十分です。このコルセットに関しては、より細かく言うと「巻いてみる」よりも「優しく巻かれてみる」方が感覚に近いです。

(3)不安定なところでエクササイズする
どうせ意識が働かないのだから、無意識に、無条件に使わせてみるというアプローチです。「氷の上に立つ」「サーフボードの上に立つ」などが良い例です。

しかし、そこまでしなくても、「バランスボールの上に座る」「片足で立つ」などでも鍛えられます。スタジオプログラムのコア・フィットネス・ローラーはこの特性を利用したクラスですね。

この(3)だけでも効果は十分なのでしょうが、理屈を知って反復練習を行うメリットが、(1)と(2)にはあります。

コツとは違いますが、ある動きをする中で、意識した筋肉以外のところを動かせるというやり方もあります。これは、エクササイズが予め設計されていなければならず、お客さまは動きの中で理解していくことが有効です。肩を開くことで肩甲骨周辺のインナーマッスルを鍛える方法がこれにあたります。動かせるという表現から受け身の方法と僕は呼んでいます。

理解とは言っても、頭で理解しなくても大丈夫。僕らインストラクターが身体のある部分に触れて、「ここ(インナーマッスル)硬くなったでしょ」と言うと「あ〜」という反応で理解が進みます。

ここで触れてきた方法のいくつかは、トレーニングというイメージから少し離れているところが面白いですよね。がむしゃらに鍛えるのではなく、特徴を知ってトレーニングをしていくと、大変効果的です!

普段レッスンで行っていることを表現したつもりですが、その場にいらっしゃらないと分かりにくい例もあったかと思います。気になる方は、どうぞレッスンでおたずねください。

こんな話も踏まえながら、楽しくトレーニングして頂けたらいいなあ、と思っています。

スケート

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