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「よく夫婦で一緒に仕事ができますね」

2019.06.21 インストラクターだより

Nahokoです。

知人やお客様に、本当によく言われます。

「夫婦で一緒に仕事をしていて、ケンカしませんか?」
「仲が良いんですね」
「よく夫婦で一緒にできますね」

などなど。

大体、「うちは絶対無理!想像できない!」みたいな話もくっついてきます。

***

前提として、そもそも一緒に仕事をしたことが一切なかったら、我が家も想像しにくかったんだろうと思います。

私たちのケースが特殊(?)なのかどうかわかりませんが、出会いは会社員時代の職場だったため、同じ職場で仕事をするイメージは元から自然にありました。

お互いについて、「仕事」というものに対する考え方やこだわり、プロフェッショナリズム、スピード感、タスク処理に対する判断のしかた、各種業務のスキルレベルなどはよく知っています。

そういう意味では「ものすごく気の合う同僚」みたいなもので、そういう人と一緒に仕事をするのは非常に楽だし、何しろストレスフリー。

求めているものは確実にかえってくるし、期待以上。

お互い専門分野が違い、夫は私が苦手なある種の方面では本当にプロだったので何もかも信頼してお任せし、自分の得意とすることに専念できる。

過去の様々な職場を経て、「夫という人こそ、自分が一緒に仕事をしたい最高の同僚である」と心底思っています。

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それはそれとして、夫婦で一緒に現在の仕事をしていることの最大のメリットは、

「常にカンファレンスができる」

という点です。

つまり、【クライアントや症例について、様々な考えや意見を話し合う場所】があるということ。

運動指導は人間の身体を扱う仕事ですが、身体というものの捉え方はひとつではなく、今起きている現象に対して提案できることも幅広く存在します。

もちろん、まずはそのクライアントを担当している自分の見解や方針があるのですが、自分独自の視点で進めることが果たして本当に結果につながっていくのかどうか、違う視点からの意見も聞いてみたいわけです。

人間の身体に起こることは計り知れず、心・感情というものも含まれてくるので、なかなか難しいことも多いです。

時には不安もあれば迷いもあるし、どう判断してよいのか悩ましいことなんか日常茶飯事。

今すぐアウトプットして頭を整理したい!口に出して誰かに相談したい!という欲求は、常にあります。

となると、何よりありがたいのは、毎日タイムリーにどんどん相談して意見を話し合える【仲間】の存在。

【仲間】と日々単位で常に話し合っているので、心強いし、とにかく前に進もうというエネルギーが生まれます。

これがひとりだったら大変だったよ… とつくづく思います。

人と話ができる場を渇望してやまなかったかもしれません。

***

唯一の問題は、お互いシフトが異なるので日々のカンファレンスの時間をわざわざ設けるのは困難で、結局「夕飯を食べながら話し合う」ことが多いという点。

夫婦の食卓の会話がこれでいいのか?という疑問はありますよね…

アルコールが入るとヒートアップしたりもするし…

本当はこういうのいかんよね、と思うので、できるだけまじめすぎる会話にならないように気を付けています。

***

しかし、カンファレンスをするにしても、たとえばその人間関係に上下があったり、競争心や嫉妬心が強い・マウンティングしたがる・常に自分が正しいと主張するような相手だったら、別なストレスを抱えてしまって難しかっただろうとは思います。

また、自分が信じる「治療法」みたいなものがありすぎて一種の信仰状態になっている場合も、意見の違いがもはや宗教戦争になるため、議論するのは時間と労力の無駄です。

ピラティスを共に学び始め、共に練習し、苦労をわかちあい、使命感や今後のビジョンを共有し、ひとつのものにこだわりすぎず適度に柔軟でいてくれる夫だからこそ、何事も気兼ねなく相談できているわけで、本当にありがたいなーと思っております。

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あっ、ちなみに仕事でのケンカはほとんどしませんが、日常生活での些細なケンカはしますよ。

食洗器への皿の入れ方とか。

その辺は至って普通です。

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