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ゴルフで必要な姿勢保持筋

2019.06.17 スポーツ

ゴルフを再開しましたYasuです。

ゴルフスクールでは、「ピラティスインストラクター」という素性を明かしているので、先生のみならずそこの生徒さんからも質問を受けます。

よく聞かれるのが「ヨガとは何が違うのか?」みなさんもご友人に聞かれる質問ですね。

まだまだピラティス浸透していないな~と思いながら、イチから説明です。

ゴルフをはじめて2週間で感じた身体の変化

ゴルフを再開して2週間の間に感じた身体の変化から、ゴルフというスポーツの特徴とそれに合わせたトレーニングのポイントについて考えてみます。

この初期に感じたことを書き留めておくことは重要。なぜなら1カ月を過ぎたあたりから身体が適応してしまうからです。しかし、「適応 = 十分な筋力」ではなく、ただ刺激に慣れただけのことなので、トレーニングとして必要であることには変わりありません。

その身体の変化とは

  1. 前腕(肘から手首の間)の張り
  2. 脛、ふくらはぎ、お尻、大腿(ふともも)の張り

でした。

共通する要素は何か

前腕の張りは、クラブのグリップを一定の力で握ることから来ます。力いっぱい握るわけではないけれど、日常動作ではあまりない動作。ゴルフのグリップは、他のスポーツで握るもの(テニスラケットや自転車のハンドル)よりも細くて握りにくく、クラブの重さは遠心力を含めてそれなりにかかってきます。

慣れていくとグリップの力も緩くなるようですが、いずれにしても握るということに慣れなくてはいけません。

脛、ふくらはぎ、お尻、大腿の張りは、アドレスの姿勢によるものです。スイング中の下半身の動きはありますが初心者なのでまだよく分かっていません。それはそうと、他のスポーツと比べても、足場や身体を安定させることに相当の筋力が使われている印象です。

慣れていくと、安定させることよりも動きの方に意識が向いていくのだと思いますが、そういう段階に行く前提として、安定させるための筋力が必要だと思います。

さて、この2つに共通する点は、同じ姿勢を維持するために必要な筋肉(姿勢保持筋)ということ。こうした筋肉の使い方は、アイソメトリック等尺性 = 筋肉の長さがあまり変わらない)と呼ばれています。

ちなみに、姿勢保持という文脈では、ここに背骨を安定するための腹筋と背筋も加わります。

アイソメトリック・トレーニング

必要とされる使い方がアイソメトリックだから、トレーニングもアイソメトリックにする必要はありません。アイソメトリックに使うために、基礎筋力をつける必要があります。その基礎筋力は、動きを伴うトレーニングでつける方が分かりやすいと考えています。

その上で、実践に近いという意味でアイソメトリック・トレーニングを取り入れていくのが良いと思います。

アイソメトリック・トレーニングの例としては

  • 前腕であれば、手(握力)で小さなボールをつぶしたままキープする
  • 下半身であれば、スクワットで下がったポジションを保持する

などです。

既にゴルフを何年も行っている人にとっては、長年の繰り返しによって前腕や下半身の筋力はついていると思います。しかし、振り返って、上記のような筋力が必要十分にあるかどうかは一度見つめてみても良いかもしれません。

僕が習っているツアープレーヤーのコーチによれば「握力大事です」というお話でした。

ゴルフという動きから得られない刺激を入れる

ゴルフを既に行っている方は、ゴルフという動作を通じて必要な筋力はついています。ここでは視点を少し変え、日常のゴルフだけでは鍛えにくいことは何かについて考えておきたいと思います。例えば

  • 体幹の筋力アップ
  • バランス能力の向上
  • 柔軟性の向上
  • より速いスイングスピードに耐えられるような身体の強さ

などが挙げられます。ゴルフを通じて鍛えることも可能だとは思いますが、ピラティススタジオやジムなどで、特化したトレーニングを行うことが今よりも良いパフォーマンスにつながる可能性が高いと思います。

これらの内容については、日を改めてお伝えできたらと思います。

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