Olaピラティススタジオ

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身体感覚をトレーニングする

2026.10.03 スポーツ

Yasuです。

先日は定休日を利用して、TRXのトレーナー養成コースの1つ「スポーツ医学サスペンション」の講座を受けてきました。こうした学習は、スタジオでご提供するトレーニングの幅を広げることに役立っています。

スタジオがたくさん増えているピラティスですが、どんなお客さまがいらしているか、気になりますよね。

先日は「ホームページがキラキラしていないので、運動不足(運動音痴)のわたしでも出来そう」といったお客さまがいらっしゃいました。このパターンで入会される方は結構多いです。他には、医者に運動を勧められたのをきっかけに、「いろいろ調べたらOlaさんが良さそう」といったお客さまも多いです。

スポーツ施設は、すでに運動ができる人のものではなく、あらゆる人に対して門戸が開いているべきだというのは、わたしたちが創業以来意識をしているところ。なので、運動不足の方がいらっしゃるのは想定内の出来事。わざわざ探して見つけていただいて嬉しい限りです。

一方で、他のスタジオさんと同様に、スポーツ好きのお客さまも多くいらしゃっいます。わたしたちは、スポーツ好きなお客さまへも、「ピラティスと言えば体幹」だけではない価値を多く提供してきました。今回は、その話を少し掘り下げます。

先生とは違う身体感覚

スポーツを習う際に、先生の見本というのが必ず存在します。「先生(見本)の真似をしたら出来ちゃった」という人がいますが、その人口は少数。多くの人は、同時に先生から説明を受けます。

ここで難しいのは、先生の持つ身体感覚と、生徒さん(あなた)が持つ身体感覚は、たいてい違うということ。

先生は、もしかすると子供の頃から競技に触れていて出来ることが当たり前だったりします。つまり、他人に説明するために言語化する以前に出来ていたりします。

出来てしまったことをわざわざ言語化することは簡単ではありません。おまけに、その競技におけるいろいろな経験の結果として身体感覚が育つのですが、この言語化はもっと難しい・・・。

さらに、生徒さんは一度にたくさんの情報を処理できないので、先生は段階的に教える必要があります、しかし、この段階に分けることは簡単ではありません。

優れた選手が優れた指導者になるとは限らない、というのはこれらのことが関係しているのだと思います。

上手く言語化できたとしても、生徒さんが理解できない場合があります。それは、生徒さんの経験が足りていなくて、身体感覚が育っていないからです。

身体感覚のトレーニング

わたしたちOlaのトレーナーは、例えばゴルフやランニングなど、特定の競技をスタジオ内で教えることはしないのですが、生徒さんが困っていることをヒアリングして手助けするトレーニングをたくさん提供しています。

これは「身体感覚を刺激するためのトレーニング」と呼んで良いと思います。具体例を列挙すると:

種目を問わず

  • 足(足首から下)のアライメント改善による地面反力の活用
  • 猫背にならないための姿勢改善
  • 歩行の基礎

種目別

  • スキーで膝が内に入らないためのトレーニング
  • ランニングやトレッキングでのハムの使用
  • ウォーキングでの歩行スピードのアップ
  • ゴルフやダンスでの背骨軸の感覚向上
  • ゴルフでの左背筋を利用した回旋力の向上
  • ゴルフでの下半身スウェイの改善
  • バイク(サイクリング)でのケイデンスアップ
  • バイク(サイクリング)での肩のポジションの改善
  • ランニングでの上半身フォームと体幹の関係
  • 水泳(クロール)での背筋と腕のストロークの連動
  • バレエの脚上げ動作での股関節の関与
  • バレエやフィギアスケートでのジャンプ動作

どんなふうに行うのか

先に挙げた具体例ひとつひとつに解説を加えたいところですが、とても紹介しきれないので、どのようなアプローチを行っているかをご紹介します。

骨のアライメント(配置)に改善余地がある場合は、アライメントを認識するところから始めます。猫背やフォワードヘッドが典型例です。骨のアライメントを良くするためにどんなことに気を付けるべきか、何を鍛えるべきかを学んでいただきます。

筋肉の出力が足りない、複数の筋肉のバランスが悪い場合は、筋力や筋肉の力を発揮するための弾力性のトレーニングを行います。

そもそもの身体の使い方、そもそもの筋肉の存在、関節の機能、などにクセがあって、理想とする状態に触れたことがない場合は、それぞれのしくみを知りながら感覚を上げていきます。

筋肉に働きかける時は、負荷を上げすぎると逆効果になる場合が多いです。なぜならその人にとって得意な動かし方が優先的に働いてしまい、新しい使い方を学習する余地がなくなるからです。

「トレーニング=大きな負荷」とイメージする方は多くいて、物足りないと思われがちなのですが、目的を考えると小さな負荷から学び直す姿勢が重要です。

さらにデスクワークなどで動きを阻害するような身体の固さがある場合は、それを緩めます。

決まったパターンがある訳ではない

種目別など、いくつかの事例を挙げましたが、それぞれに決まった教え方がある訳ではありません。目的に対して、生徒さんの身体の状況、身体の使い方、身体の感覚などを聞きながら、必要な要素を足していくトレーニングを行っています。

わたしたちが経験したスポーツもありますが、そうではないものもあります。

そのため、生徒さんにはその人の感覚を話していただき、その競技の先生から何と言われているのか?を詳しくお聞きしながら進めています。

ピラティスから派生したトレーニング方法

このような教え方をしている運動施設はたくさんあると思うのですが、ピラティスだからこうした教え方をするとは限りません。わたしたちが知る範囲ですが、ピラティスの指導資格では、このような教え方を学ぶ場面はありません。

では、いつどこでこうした教え方になったのか?

レッスンをスタジオセッションに移行した2018年あたりが転機なのですが、お客さんのニーズに応えようとしたら自然とこうなった、と表現するありません。スタジオセッションは、お客さん個人の現状とゴールをより強く意識させられるため、こうしたアプローチを選択していくようになりました。

また、わたしたちが長年トレーニング手法やトレーニングそのものを教わっている白金台のKFX(パーソナルトレーニングスタジオ)さんからの影響も強く受けています。

Olaの創業当初は、ピラティスを教えようとしていたわたしたちも、ピラティスを教える先にある「お客さんのより充実したライフ」を達成したいという思いで、ピラティスを捉えるようになったのでしょう。

充実したライフの内容は、お客さんごとに異なりますが、スポーツが占める割合はそれなりに高いというのが今回のお話の背景になります。

今回の話からピラティスを評価し直すと、ピラティスは動かす場所や動きを小さく分解して学習することに向いているので、身体感覚を上げるトレーニングに大いに役立っています。

 

 

 

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