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コラムcolumn

ピラティスと健康と人生
vol.12 / 2015.03.12 Nahoko

「肩こり」人生から抜け出そう!<その2>

前回の記事もご参照くださいね。
<その1>

さて、私の深刻な肩こり改善にピラティスがどう役立っていたのか、というお話の続きです。

 
2. 必要な筋肉が鍛えられてきた

1つ目と重複するのですが、頭蓋骨と同様、腕の重さも肩こりと関係しています。

腕の重さは、大人で1本4kgぐらいが目安と言われ、両側だと約8kgという重さです。
この重さを支える肩まわりの筋力が足りないと、首の筋肉で吊り上げてしまうような使い方になり、当然首の筋肉に負担がかかりすぎます。

加えて、頭蓋骨の重さは「スイカ1個分」くらい。
やはり4kgぐらいでしょうか。
両腕と頭蓋骨を合計すると、なんと「12kgぐらい」ということになります。

身体の一番上に、12kgもの重さがどん!と乗っているわけです。
「けん玉」みたいな状態ですね。

その12kgをどう支えるか、どの筋肉が頑張るべきなのかが問題になってきます。

私がピラティスを始める前に、スポーツクラブで筋肉量を測定してもらう機会がありました。

結果、指摘されたのは、「上半身の筋肉量が少なすぎる」ということ。
女性は、男性に比べると積極的に腕立て伏せなどの上半身の筋トレをしない傾向がありますが、そのために筋肉量が足りず、頭や腕の重さを支えられなくなる。

そうすると、直接頭蓋骨とつながっている首まわりが頑張り過ぎて、常に緊張を強いられているような状況になり、「肩こり」になっていくわけですね。

ピラティスのプログラムには、肩・腕・背中の筋力強化のエクササイズがたくさんあります。

上半身の筋肉量が足りないと言われた私ですが、ピラティスで腕の重さを支える肩や腕まわり、頭蓋骨の重さを支える背中まわりの筋肉が鍛えられたことで、根本的な肩こり改善につながったのかな~と思います。

人間の身体は、構造上、上の方に重さがドンと乗っているということ。
それを知っておくだけでも、必要な筋肉を鍛えておくことの重要度がおわかりいただけるかもしれません。

   
3. 身体の使い方を知った

ピラティスは、ひとつの側面として「神経再教育プログラム」とも呼ばれています。
どういう意味かというと、「身体の正しい使い方を知り、身体に覚えさせる」ということ。

「悪い姿勢」って何なのか?と考えてみると、「間違った(もしくは悪い)日常生活習慣の積み重ね」なんですよね。

立ち方や座り方、立ち上がり方、腰かけ方、歩き方、カバンの持ち方。
パソコンの前で、テレビを見るとき、寝るとき、電車の中で、どんな姿勢を取っているか。
そのとき頭や腕はどこにあって、頭や腕の重さをどの筋肉で支えていて、身体のどこにどんな負担がかかっているのか。

ピラティスを続けながら、学びながら、「自分がクセとして持っている悪い動かし方のパターン」や「理想的な本来の身体の使い方」を次第に理解してくるうちに、普段の身体の使い方が変わってきました。

 
以前の私は、ピアノやパソコン作業の際に、常に頭が前に出ていて、腕の重さを首で吊り上げるクセがありました。
(上部僧帽筋という、首から肩にかけての筋肉が硬く盛り上がってしまっていたのは、このクセが原因です)

レッスン中もよく「肩が上がっている」と指摘されまくっていましたが、いつしかそのクセが出ている自分に気づけるようになり、頭や腕の位置を直して、上部僧帽筋をリラックスできるようになりました。

長年お世話になっている鍼灸整体の先生には、「近頃首が長くなってきた」と言われます。
悪い使い方を改めたので、結果、上部僧帽筋の負担が減り、張りが少なくなってきたようです。

一時的でなく、根本からの解決のためには、「身体の使い方を知り、学ぶ」というピラティスがとても役立ちます。

 
*****

すみません、再び長くなってしまったので一旦おしまいにします。

4つ目はまた次回に続きます!

Nahoko

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